鶴の湯稼業の裏舞台
見せます!!お風呂屋稼業の舞台裏!
結構、設備やメンテにお金と手間がかかる商売なんですよ。
地下水濾過タンク
地下73Mから汲み上げられた地下水をこのタンクの中で特殊なセラミックの砂で濾過します。
地下水に含まれるマンガンや鉄分をほぼ完全に除去し、硬度が60位の軟水の水に変えます。
(特にマンガンは、塩素と反応して、お湯やタイルが黒くなる原因にもなりますので。)
お風呂の命はやっぱり水です。
ここで濾過されたきれいな水が、屋上の貯水槽に一旦溜められて、ボイラーや熱交換器を経てお湯となり、シャワーやカラン、湯船へと送り出されます。
濾過機の自動制御盤
上記の地下水濾過機の制御盤。
濾過砂をタイマー設定で1日1回自動洗浄(逆洗)しています。(*水を逆流させて砂を洗う)
砂に吸着したマンガンがとれて、真っ黒な排水が出ます。
ボイラー
風呂屋の心臓、ボイラー。
ヒラカワガイダム社製です。意外にコンパクトなサイズ。
1台でカランやシャワーはもちろん、全部で10ある浴槽のお湯までカバーするパワーには脱帽。
これが壊れたらお手上げです。
月1回、保守契約で整備、点検しています。
主浴槽のお湯濾過タンク
1階の浴槽のお湯をきれいにする為の濾過機です。
同じようなタンクがこの他にも、露天風呂用、水風呂用と2機あります。
ここにも通称シャモットってよばれるセラミック砂(濾過材)が入ってます。
お湯を清潔に保つ為、この濾過機を通して塩素剤やミョウバンを朝夕投入してます。
浴槽の温度及び給湯制御盤
各浴槽の温度調節や給湯の制御盤です。
浴槽やシャワー、カランの温度設定はここでします。
主浴槽の温度は、冬は43℃、夏は41℃を目安に設定しています。
露天風呂は、更に1℃程ぬるめに設定しております。
掃除道具
写真左から、手タワシ、ナイロンタワシ、デッキブラシ、バケツ(バケツの口にかかっている青色のものは体を洗う柔らかめのシャスター)
床はデッキブラシ、浴槽の中は手タワシ、金属手すりや荒めのタイルは赤いナイロンタワシ(3M社製)、カランや鏡は青いシャスターと使い分けます。
タイルには、「アデラック」、通称「石粉(イシコ)」と呼ばれる薄ミドリ色の粉状の洗剤を..
カランや鏡の洗剤には、市販のシャンプーを使ってます。
CDプレイヤーにアンプ
1階のお風呂に流すBGM用にフロントの中に設置しています。
CDによって録音環境が違うので、音量の調節が難しいんです。
つる爺が店番している時は、「音楽はうるさい!」と極端に音量を下げていることが…
夜11時以降もご近所への配慮の為、音量を下げますのでご理解下さい。