【鶴の湯だより 2003.10.25配信NO66より】
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鶴之助G1競馬予想(菊花賞)
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今週は秋のG1第3弾、菊花賞。 3才クラシック最後の1戦。
京都外回り芝3000M。 3才優駿の18頭フルゲート。

先週、秋華賞を勝って3才牝馬3冠を達成したステイルインラブ に続けとばかりに、ネオユニバースの牡馬3冠なるかに注目が 集まっています。
がしかし、3000Mの長距離消耗戦、春の実力馬がそのまま通用 するとは限らない難しいレースです。
去年、一昨年と人気薄同志の 組合せで万馬券決着のこのレース。 今年も伏兵馬台頭の予感が…

京都の芝3000Mは、スタートしてスグに坂のある3コーナーがあり、 この坂を2度越えなければいけないタフなコースですので、コースロスが 少ない内枠が有利です。
また、3000Mの距離と2度の坂越え、最後の直線は404Mと比較的長いので、先行逃げ切りも非常に難しい。

実際、ここ10年の連対馬の 70%が差し、追込み馬で決まっています。
展開は、ズバリ、スローペースからの直線差し決着。
狙いはスタミナと切れを兼ね備えた内枠の差し馬からです

軸馬は2頭、2番<リンカーン>4番<ゼンノロブロイ>から。

リンカーンの血統は父サンデーサイレンスに母の父トニービンとバリバリ のステイヤー配合。
長距離スタミナと切れ味両刀のDNA持ち主。
「直線空いた内を衝いてスイスイと抜け出してこいよ!頼むで典やん!」

ゼンノロブロイの前走の神戸新聞杯の強さは圧巻。現時点での実力はNO1。
距離もこなせそう。
豪快!ぺリエの直線ブルンブルン大まわしの鞭捌きが見物。

穴で13番チャクラ、父は菊花賞馬(マヤノトップガン)に母系も欧州長距離 G1バリバリのステイヤー血脈。血が走れば、この1勝馬の一発あるかも。

<予想馬券>

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馬連2−4、2−8、2−10、2−13、4−13、4−8の6点

3連複2番4番軸から6、8、10、13、18と5点流し
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☆<結果>☆
                                              
1着8番ザッツザプレンテイ 2着2番リンカーン 3着17番ネオユニバース
馬連 2−8 5540円の高配当的中!\(^o^)/

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<鶴之助レース感想>

馬券は的中でしたが、展開はスローペースからの差し展開にはなりませんでしたので、ズバリ予想的中とは言えない結果でした。
スローから直線ヨーイドン決め手比べになれば結果は違っていたでしょう。(リンカーンの差し切勝ち)

中盤、ペースダウンすることもなく、淀みのない展開。
ザッツが3角手前からロングスパートをかけ、4角直線を向いて先頭、押切り勝ち。タイムも3分04秒8と好時計の決着。
安勝の早仕掛け、見事でしたネ。
長距離戦は騎手の腕がものうをいう典型的なレースでした。

ゼンノの4着
は、母の父の血統か、ぺリエの騎乗ミスかは微妙なところ。いずれにしても、2400Mまでなら現時点では3才最強と判断してよいでしょう。

只、2着に食込んだリンカーンの潜在能力は、3000Mでは3才NO1だと思ってましたが、直線の末脚でその能力を証明してくれました。速い淀みのない展開から、あの末脚を使えるのは実力の証し。この競馬、本来、展開的にはザッツとネオのワンツーフィニッシュで決まりだったレース。
リンカーンの能力が展開に勝り、2着に強引に割って入ったって感じですね。

「典ちゃん、もうチョット前で競馬して勝ちにいかな。一番強い馬に乗せてもうてんのに」っていうのが今の心境かな。
まあ来年の春の天皇賞は、しっかり横綱相撲リンカーンに勝ってもらいましょう。頼むで、典ヤン!