【鶴の湯だより 2003.7.25配信 NO53より】
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

みなさんこんにちは、鶴之助です。
中々今年は梅雨が明けませんね。今週中にはと思ってましたが、来週迄延びそうです。
中途半端なお天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

今週もお風呂のお知らせからスタートです。

――――――――――――――
今週の露天風呂(7.29迄)
――――――――――――――

草津温泉ハップです。草津直送の白い硫黄泉に濃縮エキス!
伏見で草津温泉が楽しめます。

――――――――――――
お風呂BGM(7.29迄)
――――――――――――

エンヤとソフトジャズでいきます。
「冷静と情熱のあいだ」って映画よかったですよね。イタリアのフィレンツェの街がとても綺麗で音楽とも溶け合って印象深い映画でした。
エンヤがこの映画の主題歌歌ってます。お風呂にも合う曲ですよ。

――――――――――――――――――
鶴之助独り言(銭湯とスーパー銭湯)
――――――――――――――――――

京都の壬生にまたスーパー銭湯が出来るらしいですね。
伏見にもある「やまと湯」さんと同系列のお店とか。

周辺の街の銭湯や組合との摩擦が、新聞記事にもなってました。

最近、スーパー銭湯に代表される大型温浴施設の建設ブームで大変な人気です。
実際、伏見でもここ2〜3年で3軒立て続けにスーパー銭湯がオープンし、その包囲網に当湯も少なからず影響を受けております。

でも個人的にはスーパー銭湯の進出は、街の銭湯にとって必ずしも悪い事ばかりでもないと思ってます。

理由は、大きくは2つ。

1、既存の銭湯が競争による市場の刺激を受けることで、サービスが向上していい銭湯になる。→お客に喜ばれる銭湯に再生

2、銭湯へ通う新しい顧客を掘り起こしてくれる。

幕末維新に例えるなら、スーパー銭湯は街の銭湯にとっては「黒船」みたいなものです。
大げさな言い方ですが、銭湯革命の起爆剤とも言えます。

漫画「巨人の星」の大リーグボール養成ギブスみたいに、スーパー銭湯との競争がナイスな銭湯養成ギブスの働きをして、知らず知らずの間に、街の銭湯を強靭な銭湯に変えてしまうような効果が期待できます。 
災い転じて福となす。
銭湯が新しく生まれ変わる(再生する)キッカケにします。
何事も前向きに考えなければいけません。(^^

広さ、設備では到底銭湯は、スーパー銭湯に対抗できませんので、まず銭湯はスーパー銭湯のミニ版を目指すのではなくて、知恵と工夫でオンリーワンな銭湯を目指しましょう。

ミストとアロマテラピーを取り入れ渓谷の滝壷を演出したお風呂とか、滝のチューブの中にいるような水風呂とか、夜の露天でお風呂に体を浮かせてプラネタリウム風呂とか、照明、音楽、香りを駆使して人間の5感に訴えかけるような究極のお風呂なんていいと思いませんか?あきまへんか?
銭湯屋が頭の中でこんな想像をするようになったのもスーパー銭湯さんのお蔭です。(^・^)/

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆